雪国黄精の

公開日:平成24年6月16日


USBサウンドアダプター「3D SOUND」驚きの使用記


 本日、ネットで購入したUSBサウンドアダプター「3D SOUND」が届きました。
 顧客からの依頼でデスクトップパソコンのクリーンインストール作業をしていましたが、サウンドドライバーがネットに流通しておらず音が出せません。どうやらサウンドデバイスを有効に動作させることが非常に困難な、迷惑な機種に当たり付いてしまったようです。そこで、最も安価に音を出す方法として、この USB接続型のサウンドアダプターを購入してみました。
 価格は680円で、送料は200円と、もし動作に満足できなくても諦めがつくと思い購入しました。
 そして動作させてみたところ、メリット、デメリットが発見されましたので公開します。


メリット

・安価である。
・小型でデザインが良い。一時流行しまくったiMacのブルースケルトンを彷彿とさせる外観が現代では逆に懐かしい。
・音声にも歪みが無く、価格相応の性能を発揮する。
・ドライバーが必要無い。
・スピーカーを直接駆動できる。



デメリット

・出力信号が大き過ぎる。
・使用していない時、ブツブツと大きなノイズが発生する。
・アダプター本体が発熱する。



使用記(使用環境 Windows XP SP3)
 まずパソコンに接続すると、1分位でWindows XPがドライバーを自動検索し、サウンドのコントロールパネルで、音の再生の規定のデバイスでGeneric USB Audio Deviceという項目が選択可能になりました。
 この後、音楽を再生するために、サウンドアダプターのヘッドホンジャックにイヤホン(モノラルではない)を接続して聞いたところ、割れんばかりの大音量で出力されました。
 音量を我慢できる程度に絞るには、サウンドとオーディオデバイスのコントロールパネルの音量を10%、音楽再生アプリケーションの音量を30%以下にしなければなりませんでした。また、こうしないとイヤホンから発熱することが確認されました。
 また、音楽再生を止めても、一秒間に2回程度、イヤホンからブチッという大きなノイズが不定期に出力されることがあり非常に耳障りでした。
 これならば、このサウンドアダプターは直接スピーカーを鳴らすことができるのではないかと思い、100円ショップで売っている、テレビの音声を耳元で聞 くためのスピーカーを接続したところ、それ程大きくありませんが、適度な音量で再生できました。しかし、ブチッという大きなノイズが不定期に出力される現象は変わりませんでした。更にサウンドアダプター本体も45℃程度に発熱し、長時間動作させることに不安を感じました。

 掲記のデスクトップパソコンのサウンドドライバーの問題については、その後調査したところ1日後に有効な解決手段が見つかり、今回購入したサウンドアダ プターを使う必要が無くなりましたが、本体にサウンドデバイスを持たない小型のパソコンや組込機器、携帯端末などで、スピーカーを鳴らすという用途には使 えるのではないかと思います。もしも次回、デスクトップパソコンで音声を出力するための外付け機器を購入するのならば間違いなくPCIサウンドカードを選 ぶでしょう。個人的に評価して、このサウンドアダプターの満足度は20/100点です。

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